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児童ポルノ提供で罰金、横浜市大が准教授を懲戒処分

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横浜市立大学は2日、児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で罰金50万円の略式命令を受けた同大国際総合科学部の男性准教授(39)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。准教授は同日付で依願退職した。

 同大人事課によると、准教授は児童ポルノの画像をメールに添付して送信した疑いで7月に滋賀県警に逮捕され、その後、同法違反(児童ポルノの提供)の罪で、罰金50万円の略式命令を受け、支払ったという。

 大学の事情聴取に対し、准教授は「大学の名誉を傷つけ、学生の信頼を裏切った。深く反省している」などと話したという。

 同大の布施勉学長は「今回の件で失った信頼を取り戻せるよう職員の不祥事防止、学生教育へのサポートに全力で取り組む」とコメントした。

カナコロby神奈川新聞9月3日


バッグデザイナー、中学生買春の疑いで逮捕 LINEで知り合う

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無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて知り合った女子中学生にみだらな行為をしたとして、兵庫県警東灘署は2日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、大阪市天王寺区筆ケ崎町、バッグブランド「KENJI IKEDA」代表兼デザイナー、池田憲治容疑者(39)を逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は1月26日、大阪市北区のホテルで、当時中学2年で14歳だった女子生徒に現金を支払うと約束し、わいせつ行為をしたとしている。

 同署によると、池田容疑者は昨年冬、LINEで女子生徒と知り合った。女子生徒は「会うごとに数万~10万円ほど受け取っていた」などと話しているという。女子生徒の保護者が今春、「娘が多額に現金を持っている」と同署に相談したことから発覚した。

産経新聞9月3日

児童ポルノ全国一斉摘発=共有ソフトで流出容疑

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警察庁は5日、ファイル共有ソフトを使って児童ポルノを流出させた事件を39都道府県警が一斉摘発し、3日と4日に計15人の男を逮捕したと発表した。画像が流出した被害者の中には4~6歳とみられる女児が含まれていた。
逮捕された15人は22~50歳の会社員や団体職員。他に71人が任意の取り調べを受けた。 

時事通信9月5日

今年上半期の児童ポルノ被害、最悪316人 背景にスマホ利用急増

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今年上半期(1~6月)に児童ポルノ事件の被害に遭った児童数は前年同期比で2割以上増の316人に上り、過去最悪だったことが12日、警察庁のまとめで分かった。被害児童は加害者側との連絡の際に、急速に普及しているスマートフォン(高機能携帯電話)を利用しているケースが急増しており、警察庁はスマホの使用に潜む危険に注意を呼びかけている。

 警察庁によると、児童ポルノ事件の各年の上半期の被害児童数は平成19年に初めて100人台となり、22年には統計を取り始めた12年以降最多となる271人となった。今年上半期はさらに増加、初めて300人を超えた。

 最近はスマホの無料通信アプリ「LINE(ライン)」などの利用者の被害が増加傾向にあり、スマホで加害者側と連絡を取ったところ、脅されるなどして裸の写真を送らされたり、わいせつ行為を撮影されたケースもあったという。

 警察庁は昨年、スマホをめぐる被害状況の調査を開始。昨年上半期にスマホの利用で被害に遭ったのは19人で携帯電話は115人だったが、今年上半期は携帯電話が75人と減少したのに対し、スマホは84人と4倍以上増加した。警察庁幹部は「子供がスマホを購入する際、利用方法によっては危険なことを親子で確認してほしい」と話している。

 今年上半期の児童ポルノ事件としての摘発件数も、763件と過去最多だった。このうちファイル共有ソフトが使われた事件は204件と、過去最悪だった昨年同期比で45件減となったが、依然として高水準となっている。

 ネットでの児童ポルノの提供などは9割近くが無償で行われている。警察庁幹部は「愛好家の間でやり取りされており、今後も注視していく」としている。

産経新聞9月12日

『AIDS 文化フォーラムin横浜』で分科会を開きました。

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当会は8月3日(土)16時~17時半、AIDS文化フォーラムin横浜にて、「インターネットを介した子どもの性被害」をテーマに、日本国内での被害を報道映像や相談事例を交えて発表を行いました。発表にお越しいただいた皆さま、ボ … 続きを読む

LINEで少女に裸写真送らせる 容疑で元塾講師を逮捕 京都

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無料通信アプリ「LINE」を使い女子中学生に裸の写真を送信させたとして、京都府警南署は27日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、京都市山科区東野百拍子町の元学習塾講師、小野哲広容疑者(26)を逮捕した。同署によると、「法律に触れるとは知りませんでした」と容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は6月4日午前0時ごろ、同市南区の公立中学3年の女子生徒(15)が18歳未満と知りながら、女子生徒の上半身裸の画像をLINEで送信させ、児童ポルノを製造したとしている。

 同署によると、小野容疑者は今年3月末まで勤務していた同区の学習塾で女子生徒と知り合い、平成23年8月ごろから交際していたという。

産経新聞9月28日

サイバー補導:援助交際持ち掛けなど 18歳未満の89人

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毎日新聞 2013年10月10日 12時19分

 警察庁は10日、今年4月から9月末までに、インターネットの掲示板や交流サイトで援助交際や下着の購入を持ち掛ける書き込みをした18歳未満の子ども89人を「サイバー補導」したことを明らかにした。

 警視庁と北海道警や大阪府警など9道府県警が試行していた取り組みを集計。警察庁は今月21日から全国の警察でサイバー補導を実施するように指示した。

 サイバー補導は、警察官が18歳未満によるとみられる不適切な書き込みを見つけた場合、身分を明かさずにやりとり。実際に会った際に警察官であることを告げて直接注意や指導をし、保護者に引き渡す。(共同)

<わいせつ画像>女児に送らせる 容疑で私立高教諭を逮捕

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 女児にわいせつな画像を送らせたとして、静岡県警沼津署は29日、東京農大二高(群馬県高崎市)の教諭、奥川武史容疑者(47)=埼玉県本庄市見福4=を児童買春禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 容疑は今年7月2日、静岡県東部に住む小学6年生の女児(11)が18歳未満と知りながら、上半身裸の画像など8点を自分の携帯電話にメールで送信させたなどとしている。

 県警によると、奥川容疑者が開設したアイドル情報サイトに女児が書き込み、携帯電話で連絡を取るようになった。「裸の写真を送ればジャニーズ事務所のタレントと話ができる」などと言って画像を送らせていた。

 奥川容疑者の自宅から押収されたパソコンと携帯電話には、18歳未満とみられる少女の裸の画像が多数保存されていたという。【荒木涼子】

毎日新聞10月29日


女子生徒へのわいせつ行為、スマホで撮影し児童ポルノ製造 容疑の男を再逮捕/東松山署

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県警子ども女性安全対策課と東松山署は11日、児童ポルノ法違反の疑いで、川越市今福、会社員神山京一容疑者(38)=10月22日、公然わいせつの疑いで逮捕=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は4月14日、神奈川県内のホテルで同県内の高校に通う女子生徒=当時(17)=にわいせつな行為をした状況をスマートフォンで撮影し、児童ポルノを製造した疑い。

 同課によると、神山容疑者はインターネットの交流サイトで女子生徒と知り合い、数回会っていたという。同容疑者は「撮影して自分で楽しもうと思った」と容疑を認めている。

埼玉新聞11月13日

養護学校教諭を逮捕=少女買春の疑い―神奈川県警

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現金を渡す約束をして少女にわいせつ行為をしたとして、神奈川県警山手署は14日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで長野県立諏訪養護学校教諭武居信男容疑者(50)=同県諏訪市大手=を逮捕した。容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年11月24日、東京都国分寺市のホテルの客室で、通信制高校1年の少女(17)に現金を渡す約束をして、みだらな行為をした疑い。 

時事通信11月14日

被害女子生徒「おばあちゃんに楽させたかった」、児童買春容疑で男逮捕/神奈川

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 通信制高校の女子生徒(16)に現金を渡す約束をしてみだらな行為をしたとして、県警少年捜査課と南署は21日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、千葉県松戸市、新聞販売店従業員の男(26)を逮捕した。

 同署によると、生徒は客が料金を支払って一緒に街をデートする東京・秋葉原の「JK(女子高生)お散歩」と呼ばれる店でアルバイトをしていた。同容疑者が客として来店し、「お散歩」途中にホテルに立ち寄っていた。

 生徒は祖母との2人暮らし。昼はJKお散歩、夜はラーメン店で働いて生活費を稼いでいた。同署の調べに対し、生徒は「自分で学費を稼いで、おばあちゃんに楽をさせたかった」などと話している。

 男の逮捕容疑は、5月15日ごろから6月9日ごろまでの間、東京都台東区のホテルで、都内に住む通信制私立高校2年の女子生徒に現金を渡す約束をして、4回にわたってみだらな行為をした、としている。

カナロコ by 神奈川新聞 11月21日(木)

児童売春、組織的にあっせんか 中学生に売春させる

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 中学生の女子生徒に売春を斡旋(あっせん)したなどとして、埼玉県警少年捜査課と大宮署は19日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで、さいたま市中央区のデリバリーヘルス店従業員、浅倉祐輝容疑者(22)=さいたま市大宮区大成町=ら16~22歳の男3人を逮捕した。

 同課によると、同店の家宅捜索で、14~17歳の少女42人の面接記録などを記した名簿を押収。児童売春を大掛かりに斡旋していた疑いもあるとみて裏付けを進める。

 逮捕容疑は2月~3月に計3回、当時15歳だった中学3年の女子生徒が18歳未満と知りながら、久喜市やさいたま市で男性客2人にホテルで売春させたなどとしている。

産経新聞 11月21日(木)

グーグルとマイクロソフト、児童ポルノ対策で連携

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ロンドン(CNNMoney) インターネット検索大手グーグルとソフトウエア大手マイクロソフトが連携し、ネット上から児童ポルノを排除するための対策を進めていることが19日までに分かった。
グーグルのエリック・シュミット会長は英紙デイリー・メールへの寄稿で、「児童ポルノが社会から完全に消えることはなくても、われわれは全力で子どもたちを守るべきだ」と述べ、新技術によって児童ポルノの画像や映像をネットから取り除く措置を具体的に説明した。
それによると、グーグルでは児童ポルノが検索結果に表示されるのを阻止するため、3カ月前から総勢200人余りのチームが作業を進めてきた。これまでに10万件以上の検索について、児童ポルノ関連の検索結果を排除したという。さらに1万3000件の検索に対し、「子どもの性的虐待は違法」との警告メッセージや相談先についての情報が表示される仕組みをつくった。
問題のある内容を特定して一斉に削除するために、マイクロソフトの画像検出技術が使われている。専門家と協力して児童ポルノ関係者が使う最新の用語を調べ、アクセスを阻止する措置も取っている。
シュミット会長は「今後、同様の対策を150カ国以上の言語で実施する」との方針を示した。
児童ポルノを巡っては、カナダの警察が先週、児童ポルノ映画に関連する世界規模の摘発で教師40人や捜査当局者、聖職者、医師、看護師らを含む計348人を逮捕したと発表していた。

CNN.co.jp
2013.11.19 Tue posted at 16:20 JST

CGの児童ポルノを初摘発=写真参考に模写、販売容疑-デザイン業の男逮捕・警視庁

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18歳未満の少女の写真を参考に描いたCG(コンピューターグラフィックス)のポルノ画像を販売したなどとして、警視庁少年育成課と南千住署は11日までに、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、岐阜市正木のデザイン業、高橋証容疑者(52)を逮捕した。同課によると、CGを使った児童ポルノの摘発は全国で初めて。

 同法は児童の裸体や性交場面の写真などを児童ポルノと規定。同法をめぐる国会審議などから、同課は実在する児童の写真を精密に模写した今回のCGは、児童ポルノに該当すると判断した。高橋容疑者は「多くの写真集が(同法成立で)販売禁止になり憤りを感じていた」と容疑を認めている。
 逮捕容疑は2009年12月、自宅のパソコンで12~13歳の少女の写真などを参考にCGで児童ポルノ画像を作製。昨年12月、計34枚をまとめた画像集2冊をインターネットで島根県の男性に2940円で販売した疑い。
 同課によると、高橋容疑者は「かつての少女モデルを精緻に描写」などと宣伝。1980~90年代の少女写真集などを参考に、写真そっくりのCGを描いていた。これまでに計約1400冊をネットで販売し、約200万円を売り上げたという。

時事ドットコム
(2013/07/11-12:48)

「JK撮影会」初摘発 個室で女子高生にみだらなポーズさせる 経営者逮捕

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個室でみだらなポーズを取らせるいわゆる「JK(女子高生)撮影会」で18歳未満の少女を働かせたとして、警視庁少年育成課は、労働基準法違反(危険有害業務への就業)容疑で、東京都品川区南大井、自営業、渡辺隆司容疑者(33)を逮捕、高校2年の女子生徒(17)を補導した。JK撮影会の摘発は全国で初めて。

 撮影会は個室で女子高生らにポーズを取らせ、鑑賞や写真撮影をする風営法の適用外のサービスで、個室で女子高生が簡単なマッサージをする「JKリフレ」が一斉摘発された今年1月以降、東京・秋葉原を中心に増加していた。

 渡辺容疑者は8月、東京都豊島区内の店舗でJKリフレから撮影会に業態を変え、毎月60~70万円を売り上げており、「JKリフレの取り締まりが厳しくなったので変えた」と供述。女子生徒は「遊ぶカネがほしかった」と話しており、週5~6日の勤務で毎月約10万円を稼いでいたという。

 逮捕容疑は今月1日、豊島区内の店舗の個室で、女子生徒が18歳未満であると知りながら、30代の男性に水着姿を見せるなどのみだらなポーズを取らせる業務に就かせたとしている。

産経新聞11月29日


巡査部長を書類送検=児童買春容疑、懲戒免職―警視庁

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現金を渡す約束をして少女にみだらな行為をしたとして、警視庁は20日、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で、同庁石神井署交通課の巡査部長(42)を東京地検に書類送検し、懲戒免職にした。容疑を認めているという。
 送検容疑は、6月13日夜、埼玉県川口市のホテルで、当時17歳の少女に現金3万円を渡す約束をして、胸などを触った疑い。
 同庁によると、巡査部長は、路上で声を掛けた少女とその友人の18歳の少女と居酒屋へ行き、その後ホテルに行った。約束と異なり1万7000円しか支払われなかったため、巡査部長が寝ている間に少女が警察手帳などを盗んだとされる。

時事通信12月20日

64歳タクシー運転手、児童買春で逮捕 サイバー補導きっかけ

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 女子高生に現金を渡してみだらな行為をしたとして京都府警少年課と南署は10日、児童ポルノ・児童買春禁止法違反(児童買春)の疑いで、同府京田辺市のタクシー運転手の男(64)を逮捕した。同署によると「18歳だと思っていた」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は6月26日午後7時ごろ、京都市伏見区のラブホテルで、スマートフォンの出会い系サイトで知り合った同市の高校2年の女子生徒(17)に現金3万円を渡し、みだらな行為をしたとしている。

 同署によると9月、インターネット上で援助交際などの不適切な書き込みをしている少年少女に接触し補導する「サイバー補導」で捜査員が女子生徒と接触し、犯行が発覚した。

産経新聞12月11日

Sexual predators use bulletin board apps for child prostitution, child porn: police

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Smartphone bulletin board apps are increasingly being used for underage prostitution and child pornography, police sources have told the Mainichi.

According to the sources, the apps fall outside the law regulating dating sites as they are solely message boards, with no other internal functionality. However, they are designed so that users can attach contact links that jump to free communication applications like Line and Skype, meaning they are in effect dating sites and prompting police to dub them “extra-legal apps.”

Generally, bulletin board apps are downloaded and installed from the Internet. Users can post messages and photos of their faces, and read what other users have written. Bulletin board apps being used for sex crimes and other illicit acts tend to have a field where a user can post their Skype or Line IDs.

People cannot send messages or otherwise directly contact fellow users within a bulletin board app itself. If, however, someone posts their Skype ID, it’s possible to contact them directly on Skype. In the case of Line, users can get in touch with someone if they search the service with the person’s Line ID.

Authorities believe that the majority of people using these types of bulletin board apps are seeking “dates,” and there are an endless number of posts likely connected to criminal acts, including messages from girls under 18.

According to the National Police Agency (NPA), in the first half of 2013 alone 117 boys and girls under the age of 18 were sexually victimized — including cases of child prostitution — after posting on bulletin board apps. There were just 36 such victims in all of 2012. The NPA says there could very well be a large number of cases logged in the second half of 2013 as well.

“Would you like a sexy part-time job?” “400,000 yen guaranteed per session, and we’ll hide your face. It’s easy!”

These are the sorts of messages posted using a bulletin board app by a 41-year-old man arrested by the Osaka Prefectural Police on suspicion of child pornography and child prostitution law violations. The suspect was trying to lure in underage girls.

The man was convicted of contacting 11 girls under 18 via bulletin board posts, sexually assaulting them at hotels, and making child porn DVDs. According to investigative sources, the culprit told police, “My chances of actually meeting the girls were much higher when I used bulletin board apps.”

The man has been sentenced to seven years in prison.

February 01, 2014(Mainichi Japan)

トークイベント『 深夜の街をさまよう 少女たちの真実(リアル) ―キミの声を聞かせて―』に参加しました。

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2014年1月26日(日)に当会より4名が参加し、パネリストの方々の活動報告やトークライブを聞きました。パネリストのお話を聞いて少女たちの「言葉にできない」気持ちに寄り添うこと、声かけ活動の大切さを感じました。

トークイベント詳細はコチラをご覧ください。

性暴力被害者 半数が「死にたい」「消えたい」…10~20代女性調査

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性暴力を受けた10代、20代の若年女性の2人に1人が「死にたい」「消えたい」という自殺念慮を抱いていた。こんな実態が、繁華街で子供たちの声を聴くNPO法人「BONDプロジェクト」(東京都渋谷区)のアンケートで浮かび上がった。性暴力の被害者20人への聞き取り調査では18人がリストカットなどの自傷行為を経験していた。(寺田理恵)

 ◆おびえる子も

産経新聞2月28日

 アンケートと聞き取りは都の補助事業として行われ、対象者は、(1)渋谷区の繁華街にいた女性201人(2)都内や神奈川県内の大学構内で聞いた34人(3)BONDとやりとりのある女性134人-の計369人。このうち、性暴力を受けた経験がある女性は249人と67%に上った。渋谷では62%、大学では74%、BONDでは75%があると答えた。

 今月22日の報告会で公表。出席したNPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」の清水康之代表は「渋谷の女性は例外と受け止められかねないが、渋谷と大学で結果に違いがない。誰の身にも起きる社会的リスク」と指摘した。

 性暴力の内容(複数回答)は、痴漢▽無理やり体を触られた▽性行為をされた▽性的な画像や動画を撮られた-など。加害者(同)は「知らない人」に加え、男の友人・知人や恋人、父親、先生といった面識のある相手が多かった。

 画像撮影について、BONDの橘ジュン代表は「インターネット上で起きるので、嫌なら切ればいいと思われがちだが、仲の良いふりをして学校や住所を聞き出され、『殺される』とおびえる女の子もいた」と説明した。

 アンケートから分かったのは、性暴力のダメージが自殺を考えるほど強いことだ。性暴力を受けた女性の半数近い117人が「死にたい」「消えたい」と感じていた。しかし、このうち誰かに相談した女性は62人にとどまり、相談しなかった理由は「信用できない」が最も多かった。

 ◆風俗の勤務中に

 性風俗で働いた経験も尋ねた。BONDへの相談で、「当初聞いていなかった人数の男性がいて暴行を受けた」など、性風俗勤務中に性暴力を受けた事例が多いためだ。性風俗の経験があると回答した女性は103人で、キャバクラと援助交際が多かった。このうち風俗で性暴力を受けたと回答したのは74人。自由記載では「面接を何個受けても受からなかった。今もガールズバーでバイト」(20歳)、「ガールズバーの面接に行ったらピンサロに連れていかれ、働かされた」(22歳)などの記述があった。

 BONDで相談を受けた性暴力被害者20人への聞き取り調査では虐待経験者が14人、自傷行為の経験者が18人いた。性風俗店の勤務経験者10人のうち9人が勤務中に性暴力の被害体験があると回答。橘さんは「性暴力を受け、そこから性風俗や援助交際に巻き込まれていく事情も考えてほしい。自傷行為の中に援助交際もある」と問題提起した。

 今回の結果について、性暴力被害ゼロを目指すNPO法人「しあわせなみだ」の中野宏美代表は「性暴力の多さや影響の大きさなど、『そうだろう』と思われていたことをデータで可視化した」。清水代表は「若年女性の自殺はこれまでプロセスが見えなかった。謎の一端が解けたのではないか」と評価した。

 ■次の行為をされ、「死にたい」「消えたい」と感じたことはありますか?

 (回答者117人、複数回答)

 ・痴漢に遭った                 32

 ・無理やりキスをされた             25

 ・無理やり体を触られた             27

 ・無理やり性行為をされた            30

 ・暴力的な性行為をされた            24

 ・複数の相手に性行為をされた          22

 ・避妊に協力してもらえなかった         24

 ・裸など性的な画像、または動画を撮られた    21

 ・見たくないのにエッチな動画や写真を見せられた  9

 ・無理やりポルノやAVのまねをさせられた    10

 ・親の性行為を見せられた             9

  ※NPO法人BONDプロジェクト「女の子の生と性に関するアンケート」(調査数369人)から

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